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医療介護の情報共有システム実演 新見の研修会で看護師ら機能体験

「Z連携」システムの活用方法について説明を受ける参加者

 新見市内の医療・介護関係者を対象にした研修会(市在宅医療連携拠点まんさく主催)が17日、市内で開かれ、インターネットを活用した情報共有システム「Z連携」の実演が行われた。

 在宅医療の頭文字を取った「Z連携」システムは、お年寄りらが入退院時にも切れ目なく支援を受けられるよう、病院や介護サービス事業所などが必要な情報を迅速・効率的に共有化することを目指す。新見医師会が中心となって2012年度に開発し、実証に取り組んでいる。

 研修会には看護師やケアマネジャー、薬剤師ら約40人が参加。開発会社の担当者から説明を受けながらパソコンやタブレット端末、スマートフォンを操作し、療養者に関する情報の登録や在宅支援に携わるスタッフ側のスケジュール管理といったシステムの機能を体験した。

 市内約100事業所のうち、システムに参加しているのは4割ほどといい、新見医師会は「システムを使ってもらうことで、事業所間の移動時間のカットや担当者同士のより手軽な情報のやりとりが可能になる。今後もより多くの事業所に利用を呼び掛けたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年02月19日 更新)

タグ: 介護医療・話題

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