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岡山市が「健康推進応援団」新設 協力の企業や団体に登録募集

 介護を受けたりせずに日常生活を送れる「健康寿命」の延伸を目指す岡山市は、市と連携して健康増進に取り組む企業や団体に「桃太郎のまち健康推進応援団」として登録してもらう制度を新設。25日から登録希望を募集する。5月中旬まで受け付けて6月以降に登録する方針。

 市は2014年12月に健康寿命の延伸を目指す「スマートウエルネスシティ」総合特区に加入。健康づくりに取り組んだ市民が商品券や電子マネーなどと交換可能なポイントを受け取る「健幸ポイントプロジェクト」を15年1月から実施するなど、市民の健康増進に力を入れている。

 これまで愛育委員や栄養委員などが市の事業を支えてきたが、企業やNPO法人、社会福祉法人、学校などに輪を広げようと応援団制度を創設。応援団になった企業や団体は、メンバーらの健康診断の受診率向上に努めたり、機関紙に健康情報を掲載したり、イベントへ出展したりして市をサポートする。

 応援団には登録証を交付。市のホームページ(HP)上に社名や団体名を掲載して広く周知する。

 登録を希望する企業や団体は、25日から市のHPに掲載される申込書をダウンロードして申請する。問い合わせは市保健管理課(086―803―1250)。

 厚生労働省によると、2010年度の岡山市の健康寿命は男性が69・01歳、女性が72・71歳。当時の政令市19市に東京23区の平均を加えた比較では男性が18位、女性が15位にとどまっていた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年02月19日 更新)

タグ: 健康

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