文字 

健康寿命延伸へ減塩料理レシピ 岡山市、新規事業予算を計上

 減塩なのに、おいしい食生活で高血圧を防ぎませんか―。健康寿命の延伸に向けて岡山市は2016年度当初予算案に、塩分少なめの料理のレシピ集作成を柱とする新規事業「かるうま減塩プロジェクト」の関連経費約600万円を盛り込んだ。

 国が昨年4月、成人の1日当たりの塩分摂取基準を男性は1グラム減の8グラム、女性は0・5グラム減の7グラムに改訂したことを踏まえ、心臓や脳の疾患につながる高血圧の予防を強化しようと企画。減塩でもおいしい料理のレシピや工夫の方法を市民や民間団体、飲食店などから募集してレシピ集を作る。また健康づくりに関わる団体や企業なども参加する形で、減塩の食生活をテーマにしたイベント開催も予定している。

 市保健管理課によると、日常的に介護を必要としない生活を送ることができる「健康寿命」調査で、岡山市は男性69歳、女性72・7歳。全国平均をそれぞれ1・4歳、0・9歳下回っている。これまで市は健康ウオーク開催などで健康寿命の延伸を図ってきた。

 同課は「健康な生活を長く送るためにも、市民が減塩の有効性に気付く機運を高めていきたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年03月11日 更新)

タグ: 健康

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ