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在宅介護対応薬局に79店舗 岡山市、15年度認定証を授与

在宅介護対応薬局の認定証を受け取る小山会長(左)

 薬剤師が患者の自宅に出向き、服薬について指導する「在宅介護対応薬局」を独自に認定している岡山市は16日夜、市内の薬局79店舗に2015年度の認定証を授与した。

 市は13年度から、在宅で介護を受けている高齢者の薬の飲み忘れや、重複して服薬するのを防ぐ狙いで、同薬局を認定する事業を開始。毎年度、更新を含めて認定している。15年度は更新63店舗、新規16店舗で、14年度の計72店舗より7店舗増えた。

 認定は、市指定の研修を4回以上受けた薬剤師が在籍していることなどが条件。医師の処方箋に基づき調剤した薬について、了解を得た患者の自宅を薬剤師が訪れ、正しい服薬などを指導する。訪問指導は介護保険や医療保険の適用で月4回まで利用できる。

 この日、市内で認定証授与式があり、横山忠弘副市長が市薬剤師会の小山敏章会長に認定証を手渡した。小山会長は「薬剤師が調剤薬局で患者を待っている時代は終わった。外に出て、地域の人に役立ってほしい」と話した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年03月17日 更新)

タグ: 介護

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