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江草安彦さん肖像画 県庁に設置 7人目名誉県民

江草安彦さんの肖像画を取り付ける伊原木知事(左)と明彦さん

 岡山県は28日、昨年3月に88歳で死去し、同県7人目の名誉県民となった社会福祉法人旭川荘(岡山市)の名誉理事長・江草安彦さんの肖像画を、県庁3階の名誉県民顕彰コーナーに掲げた。

 肖像画は縦65・2センチ、横53センチ。同県を代表する洋画家の一人、石田宗之さん(55)=同市南区=が細密な筆致で仕上げている。

 掲額式には、江草さんの長男でテレビせとうち取締役報道制作局長の江草明彦さん(57)、次男で岡山大病院スペシャルニーズ歯科センター長の江草正彦さん(54)らが出席。明彦さんと伊原木隆太知事が、歴代名誉県民6人の肖像画が並ぶガラスケースの中に設置した。

 知事は「医療・福祉を志す後進のためにも江草先生の姿を残せてうれしい」、明彦さんは「父は、気恥ずかしくも名誉に思っているはず」と述べた。

 江草さんは笠岡市出身。岡山大医学部小児科の助手を経て、1956年の旭川荘創設に参画、85年に理事長となった。昨年9月県議会で、名誉県民に選定する議案が可決された。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年03月28日 更新)

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