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小学6年まで子ども医療費助成 新年度で変わる岡山市民生活

県内の医療機関で提示する「子ども医療費受給資格証」

 2016年度が1日、始まる。岡山市では子ども医療費の助成対象を小学校6年生まで拡充したり、市税の納付がコンビニエンスストアでできるようになるなど、市民生活に関わる新しい制度がスタートする。

 市は1日、外来の子ども医療費助成の対象を、小学校入学前から小学6年生までに拡充。小学生の外来はこれまで医療費の3割を自己負担していたが、1割負担になる。

 従来通り小学校入学前の外来は無償で、中学生は助成がないため3割負担。入院の医療費は既に中学生まで無償になっている。

 新たに助成の対象になったのは、全額免除の生活保護世帯や原則1割負担の1人親世帯などを除く小学生約3万5千人。岡山県内の医療機関を受診する場合、市が各家庭まで届ける「子ども医療費受給資格証」(黄色)を保険証とともに提示すれば1割負担になる。

 岡山県外の医療機関を利用した場合はいったん窓口で医療費の3割を負担。後に領収証と印鑑、口座番号、資格証を市内の福祉事務所や各区役所の市民保険年金課、各地域センター・支所に持参すると、2割相当額の還付がある。

 市は2016年度当初予算に関連経費7億7200万円を計上している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年03月31日 更新)

タグ: 子供医療・話題

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