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川崎学園と上海健康医学院が協定 医療、福祉で交流推進へ

協定を締結し握手する川崎理事長(右)と黄学長

 学校法人川崎学園(倉敷市松島)と、中国・上海健康医学院は5日、提携を深めるための包括協定を結んだ。約30年続けてきた川崎医療短大(同所)と同学院との交流を川崎学園の他の大学にも広げ、発展させていく。

 協定は医学、福祉学の教育研究分野での交流推進▽教員・学生の相互派遣▽代表団による視察、訪問の実施―など7項目。具体的な取り組みは今後、随時協議する。

 川崎学園で調印式があり、同学園の川崎誠治理事長と、上海健康医学院の黄鋼学長が協定書を交わした。黄学長は「臨床、リハビリ、看護での人材育成に向け、友好関係を発展させたい」、川崎理事長は「調印を起点に、交流がさらに深まることを願っている」と述べた。

 川崎医療短大と上海健康医学院の前身・上海職工医学院は、1987年に友好大学提携を締結。これまで同短大が上海からの留学生や研究生を受け入れてきたほか、毎年夏には同短大生が上海を訪問して研修している。昨年5月に新組織として上海健康医学院が発足したこともあり、新たに協定を結んだ。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年04月05日 更新)

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