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津山市が子育て支援センター開設 専門スタッフが一貫してサポート

市健康増進課に設置された子育て世代包括支援センターの窓口

 津山市は、妊娠から出産、育児までを一貫してサポートする「子育て世代包括支援センター」を開設し、12日にセレモニーを開いた。核家族化が進み、地域のつながりが薄れる中、悩みを気軽に相談できる人が身近にいない母親らに、専門の資格を持ったスタッフが対応。必要な支援を確実に受けられるよう調整していく。

 センターは、津山すこやか・こどもセンター(山北)にある市健康増進課内に1日から設置。専門の母子保健コーディネーターとして子育て経験のある保健師と助産師の2人が常駐し、母親の相談に応じる。各地区を担当する市の保健師19人とも連携しながら、育児に不安を抱える妊産婦らの把握に努め、一人一人の状態に応じた支援プランを作成する。

 具体的には、産後うつに悩む母親がいれば、看護師の派遣や医療機関のショートステイの利用を促す。離婚などによるシングルマザーには、子どもの一時預かりをはじめ、一人親家庭を対象にした日常生活支援事業といったサービスが受けられるようにする。

 市は、保健師、助産師の資格を持つコーディネーターを嘱託職員として新たに1人ずつ採用した。

 開所セレモニーが包括支援センター前であり、宮地昭範市長が「センターは、妊娠から子育て期まで切れ目のない支援を提供するワンストップ拠点。安心して子どもを産み、育てられるまちづくりを進めたい」とあいさつ。市こども保健部の幹部職員と計3人でテープカットした。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年04月12日 更新)

タグ: 女性お産

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