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若年性の認知症支援 岡山県支部、役員に特命世話人

 認知症の人と家族の会岡山県支部(尾崎善規代表、289人)は30日、岡山市北区南方のきらめきプラザで定期総会を開き、若年性認知症の患者や家族への支援を強化するため、役員の中に特命世話人5人を新たに置くことなどを決めた。

 若年性認知症は働き盛りで発症し、経済的に苦境に立たされるなどさまざまな問題があるが、国や自治体の支援体制が十分ではないとされる。

 同支部は総会で、若年性認知症を担当する特命世話人として患者の家族や保健師、社会福祉士ら5人を新たに任命することを了承した。今後、特命世話人らが患者・家族のニーズを調べるとともに、倉敷市内で昨年始めた患者・家族の集いを他地区にも広げたり、啓発事業を進めたりする方針。

 総会には会員約50人が出席。尾崎代表が「集い、相談、会報発行という活動の3本柱を続けながら家族の会でないとできない活動を進めたい」とあいさつ。2016年度の事業計画や予算のほか、電話相談の体制拡充などを決めた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年04月30日 更新)

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