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岡山で心臓病予防の市民公開教室 医師3人が最新治療法など説明

心臓病の最新治療などを紹介した市民公開教室

 心臓病をテーマにした市民公開教室(心臓病センター榊原病院主催)が7日、岡山市内で開かれ、市民ら約600人が予防法や最新の治療法などに理解を深めた。

 同病院の医師3人が講演。伴場主一・循環器内科部長は、脳梗塞の原因にもなる不整脈の一種「心房細動」について、高齢社会の進行とともに患者が今後も増える見通しを説明。「過度の飲酒を控えるなど日ごろから健康的な生活を送ることが大事」と強調した。

 近沢元太・院長補佐(心臓血管外科)は、カテーテルを用いた最新の治療法をアニメーション動画を用いて解説。「(従来の)胸部を切開する手術のように心臓を止める必要がなく、患者の身体的負担が少ない」などとメリットを挙げた。

 津島義正・救急部長は心肺蘇生の重要性を指摘。「心臓が止まると3、4分で脳障害が起きてしまう。周囲の人が速やかに行うことが大事」と呼び掛けた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年05月07日 更新)

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