文字 

口腔機能向上で高齢者の健康増進 浅口市、2大学と連携で教室

お年寄りの口腔機能を調べる吉備国際大の学生ら

 高齢者の健康増進を図ろうと、浅口市は22日、市健康福祉センター(同市鴨方町鴨方)で口腔(こうくう)機能向上教室を開き、転倒予防のバランステストも行った。本年度取り組む大学との連携事業の第1弾。

 高齢者約20人が参加した口腔機能向上教室は、吉備国際大(高梁市)理学療法学科と連携。森下元賀講師と学生5人が専用の機器などを使い、お年寄りたちの唇を閉じる力や、つばを飲み込む力などを測定。誤嚥(ごえん)性肺炎の防止に向け、飲み込む力を強くする体操などを指導した。

 倉敷芸術科学大(倉敷市)健康科学科と行ったバランステストには、事前に募った高齢者ら23人が来場。正面を見つめた状態と目を閉じた状態で重心の動きを調べた。枝松千尋准教授は「転倒予防に向けた取り組みを市民の皆さんと考えていきたい」と話していた。

 バランステストは30日(申し込みは終了)にも行う。6月7日には枝松准教授の講演会を開き、口腔機能向上教室は11月に再び開く計画。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年05月23日 更新)

タグ: 高齢者

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ