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前立腺がん 早期検診を 岡山で医療フォーラム

医師が前立腺がんや検査機器について講演した岡山医療フォーラム

 市民に医療を分かりやすく説明する「岡山医療フォーラム」(岡山医学振興会主催)が十八日、岡山市奉還町の岡山国際交流センターで開かれ、医師二人が前立腺がんやがん診断の最新機器について講演した。

 市民約百五十人が参加。岡山大大学院医歯薬学総合研究科の雑賀隆史講師(泌尿器病態学)は、前立腺がんについて「二〇〇三年の岡山市の検診では八千八百七十人のうち、百六十九人に見つかった」と報告。「治療方法は多く、発見が早ければ命にかかわることはないが、初期症状がないため外来を訪れる患者は既に進行していることが多い。定期的に検診を受けて」と訴えた。

 岡山画像診断センターの加地充昌院長は、PET(陽電子放出断層撮影)のメリットを説明。「短時間で体中のがんの存在と進行度が分かるが、小さいものや部位によっては見つけにくいこともある。他の検査機器と使い分ければ効果的」と話した。

 同フォーラムは毎年一回開かれており、六回目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年03月19日 更新)

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