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倉敷平成病院歌声広場1400回 お年寄りの心身癒やす

和太鼓の演奏に合わせ、合唱を楽しむお年寄り

 社会医療法人全仁会の倉敷平成病院(倉敷市老松町)が、通所リハビリテーションの利用者らを対象に開いている「歌声広場」が25日、1400回目を迎えた。伴奏に合わせてお年寄りに合唱してもらい、心身の癒やしにつなげている。

 歌声広場は1988年、倉敷平成病院でスタートした。毎週水曜、全仁会グループの医療・福祉施設の利用者が集まり、歌謡曲や童謡を合唱。現在は全仁会の通所リハビリなどの事業所を集積した倉敷在宅総合ケアセンター(同市老松町)で行っている。

 25日は、通所リハビリを利用する60~90代の男女約150人が参加。全仁会グループの職員やボランティアによる電子ピアノ、バイオリンの伴奏に乗せ、「瀬戸の花嫁」「北国の春」など6曲を朗らかに歌った。「東京音頭」では和太鼓の演奏が加わり、参加者は体を動かしてリズムを取りながら楽しんでいた。

 参加した女性(86)=同市=は「毎週、歌声広場を楽しみにしている。今日も大きな声で歌えて気持ち良かった」と笑顔で話した。

 医師で全仁会の高尾公子副理事長は「合唱は頭や身体に良い影響をもたらす。1500回の節目にも、大勢の方に参加してもらいたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年05月25日 更新)

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