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がん早期発見が大切 岡山健康フォーラム 最先端診療や検診紹介

最先端のがん診療をテーマに開かれたフォーラム

 最先端のがん診療を紹介する岡山健康フォーラム(岡山画像診断センター、山陽新聞社共催)が二十一日、岡山市柳町の山陽新聞社さん太ホールで開かれ、市民ら約二百六十人が早期発見の大切さなどを学んだ。

 岡山大病院の谷本光音副院長は白血病やリンパ腫といった血液がん診療について解説。がん細胞を分子レベルで撃退する治療薬や移植技術の向上により、生存率は近年、飛躍的に高まった―と指摘。「医師や薬剤師、看護師など幅広い分野でがん診療のプロを育成し、さらなるレベルの向上を目指す」と話した。

 同センターの加地充昌院長をコーディネーターとするパネルディスカッションもあり、テレビでも活躍中の北村晴男弁護士、岡山大大学院医歯薬学総合研究科の金澤右教授ら四人が意見交換。同センターでがん検診を体験した北村弁護士は「苦痛もなく、納得いく検査だった」と検診の重要性を訴えた。

 同センターは、微小ながんを発見できるPET(陽電子放出断層撮影装置)とCT(コンピューター断層撮影装置)を組み合わせた機器などを備え、岡山市大供に昨年四月オープン。フォーラムは二回目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年03月22日 更新)

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