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インドネシア人介護福祉士に合格 4人全員、笠岡で勤務し勉強

国家試験に合格した(上段右から時計回りに)ビスリ・アフナさん、エティ・ヌールハヤティさん、アイ・スルヤニさん、アルニカさん

 経済連携協定(EPA)に基づく外国人介護福祉士候補者を受け入れている笠岡市神島の社会福祉法人天神会で、インドネシア人の候補者4人が今春、介護福祉士の国家試験に見事、合格した。

 エティ・ヌールハヤティさん(27)、アルニカさん(29)、アイ・スルヤニさん(26)、ビスリ・アフナさん(28)の4人。2012年度に外国人候補者を受け入れ始めた天神会の外国人候補者1期生で、全員が合格した。勤務の前後などを使い、働きながら日本語と介護福祉士の勉強に励んだ。

 4人は「大変だったが、周りに支えられた。努力のかいがあった」と喜んだ。今後について「これから試験を受ける後輩のサポートをしたい」「看護を学ぶため、日本の大学院に進学したい」などと各自の抱負を挙げ、試験が終わった今も勉強を続けている。

 4人が働いてきた特別養護老人ホーム天神荘の施設長・高田美洋さん(55)は「1期生合格を目標にしてきた。今後は候補者が日本でもキャリアを積めるような制度を考えたい」と話していた。

 天神会は県内最多の36人の外国人候補者を受け入れている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年05月26日 更新)

タグ: 介護

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