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医療人育成の在り方意見交換 川崎医科大、G7会合記念シンポ

医療教育の在り方などを探ったシンポジウム

 倉敷市で5月、先進7カ国(G7)教育相会合が行われたのを記念し、川崎医科大(同市松島)は3日、「倉敷教育シンポジウム2016―良き医療人育成による地域貢献」を学校法人川崎学園の川崎祐宣記念講堂(同所)で開き、大学や行政関係者らが医療教育の在り方などについて意見交換した。

 1部では川崎医科大の福永仁夫学長や英オックスフォード大グリーン・テンプルトン・カレッジのデニーズ・リーブズリー学長ら4氏が、教育の質の評価や大学間連携の重要性、教育の力で国際課題の解決を目指すとした教育相会合の「倉敷宣言」の意義などを発表した。

 2部は「良き医療人、医療福祉人の育成を目指して」をテーマに3氏が討議。川崎医科大の砂田芳秀副学長が「付属高校と大学で一貫した教育を行い、良医育成を目指している」と説明。川崎医療福祉大(倉敷市松島)の種村純副学長が「医療と福祉の融合を目指す」との教育理念を紹介した。

 学生、市民ら約1700人が聴講。川崎医福大医療福祉学部4年で看護師を目指す女子学生(21)は「しっかり勉強し、立派な医療人になりたいとの思いを強くした」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年06月03日 更新)

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