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健康な女性の卵子凍結を考える 17日に岡山大で公開シンポ

 公開シンポジウム「健康な女性の卵子凍結を考える」が17日、岡山市北区鹿田の岡山大鹿田キャンパスで開かれる。年齢とともに妊娠が難しくなる「卵子の老化」が注目される中、将来の出産に向けた凍結保存のメリットや課題などについて医療、法律の専門家らが話す。

 同大大学院保健学研究科が企画。卵子の凍結保存は、がん治療で卵巣機能が失われるのに備えて始まったが、近年は晩婚化の影響で健康な女性の希望者も増加している。一方で妊娠や出産の先送りにつながるなどの懸念も指摘されている。

 シンポでは医師や法律専門家ら4人が登壇。同研究科の中塚幹也教授が、健康な女性を対象に行った卵子凍結に関する意識調査結果を公表するほか、国内の生殖医療現場での実践例、卵子の提供や売買に伴う法的な課題や裁判例の報告などがある。

 午後2時~同4時40分。無料。問い合わせは同研究科(086―235―6538)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年06月15日 更新)

タグ: がん女性お産岡山大学病院

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