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腎臓病の予防や運動療法など紹介 岡山で専門医ら4人講演

腎臓病の予防や治療法などを紹介した市民公開講座

 第6回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会の市民公開講座(山陽新聞社共催)が3日、岡山市北区柳町の同社さん太ホールで開かれた。専門医ら4人が講演し、腎臓病の予防や最新の運動療法などを紹介した。

 杉山斉岡山大大学院教授は、生活習慣病に伴う慢性腎臓病患者が増加傾向にあることを指摘し「予防のためにはバランスの良い食事や適度な運動が大事」と呼び掛けた。

 同学会理事長の上月正博東北大大学院教授は「かつて腎臓病患者に対し、運動を制限していたが、近年の研究では逆に運動療法が病状の改善につながることが分かってきた」と説明。「かかりつけ医に相談し、5分程度の運動から始めてみては」と提案した。

 市民約300人がメモを取るなどして熱心に聴いた。

 講座は、同学会の学術集会が3月に岡山市で開かれたのを機に企画された。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年07月03日 更新)

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