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浅口に初の市営認知症カフェ 寄島老人クラブが協力し運営

浅口市が開設した認知症カフェでレクリエーションを楽しむ住民たち

 認知症の人や家族、地域住民らが互いに支え合える地域づくりに向け、浅口市寄島町の寄島老人福祉センターに今月、認知症カフェ「カフェ・アッケシ」がオープンした。市内3カ所目の認知症カフェで、市が運営する施設としては初めて。地元の寄島老人クラブが協力して運営する。

 寄島地域の高齢化率は38・5%と、合併前の旧3町地域で最も高い。「認知症は他人事ではない。できる対策を進めたい」という同クラブの意向もあり、開設を決めた。

 原則として毎月第1、3金曜の午前10時~正午に開設。センター1階の介護予防室に市の保健師、看護師2人程度と、老人クラブメンバー3人ほどが詰め、話し相手になったり、専門的な相談に応じたりする。予防に向けた講話、レクリエーションなども行う。

 初日の1日は開設式があり、住民ら約30人が参加。クラブの応本義朗会長(85)が「お年寄りが家に引きこもらないよう、知恵を出し合って活動を広げていこう」と呼び掛け。栗山康彦市長が「カフェで楽しく話し、元気に過ごしてほしい」とあいさつした。

 利用に予約は不要だが、飲み物代100円が必要。問い合わせは市高齢者支援課(0865―44―7388)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年07月05日 更新)

タグ: 高齢者

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