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高梁に障害者の就労支援センター プラン作成や訓練、生活相談も

看板を掲げ、開所を祝う「たかはし障害者就業・生活支援センター」スタッフら

 障害者の就労と日常生活を一体的にサポートする「たかはし障害者就業・生活支援センター」が、社会福祉法人旭川荘松山ワークセンター(高梁市落合町阿部)内に設置され、今月から業務を始めた。個別に就労プランを作成し、基礎訓練や実習のあっせんを行うほか、障害者雇用に関する企業の相談も受け付ける。

 岡山県内4カ所目の設置で、国と県の委託を受けて旭川荘が運営に当たる。4人のスタッフが常駐し、行政、企業、医療機関などと連携を取りながら障害者の自立を支える。金銭管理や人間関係、住居など生活面の相談に応じ、企業へは各種助成制度の情報提供や障害の特性を説明し、就労前から職場定着までを支援する。

 活動エリアは高梁、新見市で、今後は新見市高尾のほほえみ広場にいみ(障害者地域活動支援センター)内にサテライト窓口を設置する予定。週2回程度スタッフが赴き、業務に当たる。

 1日に開所式があり、市や公共職業安定所職員、ワークセンター利用者ら約30人が出席。玄関に「たかはし障害者就業・生活支援センター」と書かれた看板を掲げた。川上一夫所長は「障害者のハローワークとして、住み慣れた地域で生活できるよう役割を果たしていきたい」と話している。

 問い合わせは月~金曜午前8時半~午後5時15分に同センター(0866―22―7101)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年07月07日 更新)

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