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医療機器産業への異業種参入助言 プロモートおかやまがセミナー

医療機器産業への異業種参入をテーマに開かれたセミナー

 岡山県の医療機器産業を育成する産学官組織「医療機器開発プロモートおかやま」は28日、異業種参入をテーマにしたセミナーを岡山市内で開き、参入企業2社が事例を交えてアドバイスした。

 筋肉や関節の痛みなどを抑えるレーザー治療器製造のユニタック(尾道市)の高橋一哲副社長は、医療機器の開発に対する国や自治体の助成制度を紹介し、「活用すれば医療機関と連携して開発に取り組めるメリットがあり、製品化の可能性が高まる」と話した。

 変形性膝関節の診断支援ソフトを開発したイノテック(広島市)の伊藤賢治社長は、医療機器は販路開拓が難しく、収益を得るまで時間がかかると指摘。「安定した収入源を確保した上で参入を検討すべき」と助言した。会員約20人が聞いた。

 医療機器開発プロモートおかやまは県などが昨年3月に設立。県内企業や医療機関など約90社・団体が参加している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年07月28日 更新)

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