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障害児支援へ理解深める 真庭で旭川荘療育アカデミー講座

障害児支援への理解を深めた講座

 発達障害をテーマにした旭川荘療育アカデミー(岡山市北区祇園)の夏季講座が12日、真庭市勝山の勝山文化センターで開かれ、学校、福祉関係者らが障害児支援への理解を深めた。

 県内外から約150人が参加し、専門家3人の講演を聴いた。アカデミーの松本好生学院長は「子どもを信じ、認め、褒めることで自己肯定感が育つ」と強調。子どもの内面を理解するための手法として、支援者が起きた出来事をどう思ったか、問いを立てながら主観的に記して考察する「エピソード記述」を紹介した。

 福岡教育大大学院の納富恵子教授は、発達障害のある子どもの教育について「個人の苦手分野といった特性を踏まえた支援が症状の改善につながる」などと語った。旭川荘職員による海外の支援環境の説明もあった。

 夏季講座は、障害児支援の専門家育成を目指すアカデミーが、研修会などの機会が少ない県北で支援環境を充実させようと企画。津山、真庭市などで09年から開催し8回目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年08月13日 更新)

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