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岡山大病院の脳死肺移植手術終了 特発性間質性肺炎の60代男性に

 岡山大病院(岡山市北区鹿田町)で18日、肺胞壁が炎症を起こして十分な呼吸ができなくなる特発性間質性肺炎を患う60代男性への脳死肺移植が行われ、無事終了した。順調なら約3カ月で退院できる見込み。

 臓器移植医療センターの大藤剛宏教授を執刀医とする約20人のチームが担当。片方の肺を移植する手術で午前9時10分に始まり、約4時間後の午後1時3分に終わった。男性は2015年12月、日本臓器移植ネットワークに登録していた。

 ネットワークによると、ドナー(臓器提供者)は東京医科大八王子医療センター(東京都八王子市)に低酸素脳症で入院していた60代男性。

 岡山大病院の脳死肺移植手術は77例目、生体と合わせると158例目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年08月18日 更新)

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