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熊本地震通じ災害医療への理解を 岡山で県立大、AMDA公開講座

熊本地震での医療活動報告などがあった「災害セミナー」

 岡山県立大大学院(総社市窪木)と国際医療ボランティア・AMDA(岡山市北区伊福町)による公開講座「災害セミナー」が28日、岡山市内であり、熊本地震の被災地で活動した医師らの報告を通じ、市民らが災害医療への理解を深めた。

 4月に発生した熊本地震の際、AMDAの緊急医療支援チームの第1陣として現地入りした佐藤拓史医師(51)=岡山市出身、福岡県在住=は「本震後、避難所は停電し、真っ暗な中で24時間態勢の診療に当たった。支援が必要なのに我慢している人が多く、看護師らが巡回して探し出した」と説明。被災地での緊急医療活動について「医師、看護師、薬剤師、栄養士らがチームで取り組むことが大切」と述べた。

 東日本大震災と熊本地震の両方に調整員として派遣されたAMDA職員、AMDAの活動を支える中高生会メンバーによる活動報告もあった。市民や災害医療を学ぶ学生ら約90人が聴いた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年08月29日 更新)

タグ: 医療・話題

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