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川崎学園が認定こども園開設 倉敷、障害児も受け入れ

 川崎医療福祉大などを運営する学校法人・川崎学園(倉敷市松島)は、幼稚園と保育園の機能を併せ持つ幼保連携型の認定こども園を市内に開設する。医療福祉の専門性を生かし、身体、知的、発達障害児も受け入れられる態勢とする。2018年4月に開園予定。

 同学園が職員向け以外で保育施設を設けるのは初めて。学生、他施設の保育士らの実習にも活用する。

 同大北側の学園所有地(倉敷市二子、約6500平方メートル)に、鉄筋コンクリート2階延べ約1600平方メートルの園舎を整備。保育室や子育て相談室のほか、発達障害児らのケアに当たる支援室などを備える。

 幼稚園部分(3~5歳)は定員24人、保育園部分(0~5歳)は同90人。障害児を一定人数受け入れ可能で、実績を重ねて拡大する計画。総事業費約7億円で、倉敷市は31日発表した16年度一般会計補正予算案に国と市の補助金計2億1600万円を盛り込んだ。

 川崎学園は「地域の子育て支援や待機児童解消に貢献し、障害児保育を担う人材育成も進めたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年09月01日 更新)

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