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笠岡でケアキャビネット講習会 医療関係者ら情報共有操作学ぶ

ケアキャビネットの登録や操作を実践する参加者

 医療・介護の関係者が患者の情報を共有するシステム「ケアキャビネット」の本格運用が井笠地域で始まるのに合わせ、一般社団法人医療ネットワーク岡山協議会(岡山市)などが8月29日、笠岡市十一番町の市保健センターで講習会を開いた。

 ケアキャビネットは、かかりつけ医や薬剤師、ケアマネジャーらが患者の状態を専用のインターネット回線を使ってタイムリーに把握、共有するシステム。多職種連携で患者のQOL(生活の質)向上を図るもので、岡山県内全域での活用を目指している。

 井笠地域では「むすびの和」というグループ名で、病院や介護施設など87施設の274人が登録。この日の講習会は計3回行われ、第1回には56施設109人が参加した。

 参加者は、同協議会の大前進事務局長らから「患者の許可がない限り勝手に使わない」といった注意点や使い方について講習を受けたほか、パソコンを使って登録や操作の体験をした。

 ケアキャビネットは現在、高梁、総社市でも運用されている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年09月01日 更新)

タグ: 介護

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