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岡山で子宮頸がんワクチン講演会 小松短期大特任教授が問題点話す

子宮頸がんワクチンの問題点などを話す打出特任教授

 接種後に健康被害が報告された子宮頸(けい)がんワクチンについて考える講演会が5日、岡山市北区南方の岡山弁護士会館で開かれ、小松短期大(石川県)の打出喜義特任教授(周産期医学)が、ワクチンの問題点や子宮頸がんの予防法などを話した。

 同ワクチンは、国が2009年に承認し、13年には定期接種の対象に。しかし、全身の痛み、しびれといった副作用の報告が相次ぎ、被害に苦しむ女性たちが7月、国と製薬企業に損害賠償を求め、東京、大阪など4地裁に一斉提訴している。

 打出特任教授は「ワクチンに入っている免疫増強剤(アジュバント)により正常に免疫システムが機能しなくなり、意識障害や過呼吸などの症状が出る可能性がある」と指摘。定期検診の重要性も説明し「自覚症状のない初期段階で子宮頸がんを発見できると生存率は高く、妊娠も可能だ」と述べた。

 講演会は、県内の弁護士有志でつくる岡山医療問題研究会が主催。市民ら約30人が聴いた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年09月05日 更新)

タグ: がん女性

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