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岡山労災病院で「救急フェア」 AED使い心肺蘇生法を体験

人形を使って心肺蘇生法を学ぶ救急フェア参加者

 救急救命の大切さを市民に知ってもらう「救急フェア」(岡山市南消防署、岡山労災病院主催)が10日、南区築港緑町の同病院で開かれた。自動体外式除細動器(AED)を使った心肺蘇生法の体験や、市消防ヘリ「ももたろう」での救助訓練などがあった。

 心肺蘇生では参加した家族連れらが、人形を使ってAEDの使い方や心臓マッサージの方法、人工呼吸を体験。同病院の看護師から「人工呼吸は一気に勢いよく息を吹き込んで」「AEDがない場合は胸骨圧迫を続けて」などとアドバイスを受けた。

 救助訓練は火災で人が建物に取り残された事態を想定し、高さ約15メートルの同病院屋上からはしご車や「ももたろう」でけが人役を助け出した。震度7の激しい揺れを体験できる起震車もお目見えし、参加者は防災意識を高めていた。

 家族と訪れた男性会社員(37)=同市=は「今日の体験を忘れないようにして、いつでも救助や避難ができるようにしたい」と話していた。

 フェアは「救急医療週間」(4~10日)に合わせて昨年から開いている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年09月10日 更新)

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