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筋力低下予防が大切 介護研修会 椿原教授(川崎医科大)が講演 新見

新見市で開かれた介護予防研修会

 新見市の介護予防研修会が十二日、同市新見のまなび広場にいみで開かれ、川崎医科大の椿原彰夫教授(リハビリテーション医学教室)が、高齢者の筋力低下予防や地域ぐるみのリハビリテーションシステムについて話した。

 介護事業所や病院関係者をはじめ、一般市民ら約百人が参加。椿原教授は「介護予防の基礎知識と保健・医療・福祉の連携」と題し、講演した。

 椿原教授は高齢化の抱える問題として、筋力低下などによる歩行障害、関節の痛みなどを紹介。一方で、「八十歳で百メートルを十三秒で走る人はいないが、テニスをしたり、自転車に乗る人はいる。筋力低下は生活の工夫で予防できることがある」など指摘した。

 また、自治体、医療機関や福祉施設、住民団体が一体となった地域リハビリテーションの大切さも話し、参加者はメモを取るなど熱心に聞き入っていた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年07月13日 更新)

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