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玉野・由良病院で糖尿病の講演会 専門医が市民に治療動向説明

和田教授(左)から生活習慣改善の重要性を学ぶ参加者

 玉野市深井町の由良病院に通院する糖尿病患者でつくる「わかめ会」(西尾幸則会長)主催の講演会「糖尿病治療の最近の動向」が12日、由良病院で開かれ、会員、市民ら約80人が、生活習慣改善の重要性を学んだ。

 岡山大大学院医歯薬学総合研究科の和田淳教授(53)が講師を務め、糖尿病の初期症状としてのどの渇きや疲れやすいなどを挙げ「病気だと気付かない人も多い。怖いのは合併症で、神経障害、網膜症、腎症のほか、心筋梗塞、脳梗塞など命に関わるケースもある」と説明した。

 年間3千人が失明や下肢切断し、1万5千人が透析患者になっているデータも紹介。合併症予防につながる血糖管理について「ヘモグロビンA1cを7%未満に保つことが望ましい。食事と運動療法が基本で、効果が十分表れない場合に薬物療法を追加してほしい」と話した。

※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年10月13日 更新)

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