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へき地医療貢献者に有漢診療所長 吉岡氏に高梁市長が表彰状伝達

近藤市長(右)から表彰状を受け取る吉岡所長

 地域医療に尽くしたとして高梁市有漢町有漢の市有漢診療所の吉岡章所長(76)が、2016年度へき地医療貢献者表彰に選ばれた。

 吉岡所長は山形県出身で、岡山大医学部卒業後に津山市の病院に外科医として勤務。1976年、当時の有漢町長に請われ、地域唯一の医療機関・同町立診療所(現市有漢診療所)の初代所長に就いた。以後、診察と往診をこなしながら地元の幼稚園や小中学校の校医、地元事業所の産業医も務め、地域の医療機能の維持に尽力している。

 近藤隆則市長が14日、診療所を訪れ「これからも住民の心のよりどころとして、地域医療に貢献してほしい」と述べ、表彰状を伝達した。吉岡所長は「必要とされる場所で働くことが信条。医師と患者としてだけでなく、地域の一員として住民と触れ合えることがへき地医療のやりがい」と話していた。

 同表彰は、全国自治体病院開設者協議会と全国自治体病院協議会が1981年度から、自治体立の病院などに15年以上務めた医師らを対象に贈っている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年10月19日 更新)

タグ: 医療・話題

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