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赤在氏「医療人の在り方示す」 岡山で松岡良明賞受賞を祝う会

謝辞を述べる赤在氏

 がん撲滅に功績のあった個人、団体を顕彰する山陽新聞社会事業団の「松岡良明賞」を受賞した岡山済生会総合病院(岡山市北区国体町)統括部長・消化器外科部長の赤在(あかざい)義浩氏(60)を祝う会が23日、岡山市のホテルで開かれた。

 医療関係者ら約80人が出席。同事業団理事長の松田正己山陽新聞社社長が「受賞を機に一層、第一線で多くの患者を救ってほしい」とあいさつし、赤在氏は「今後も努力するとともに、お礼の気持ちを医療人としての在り方で示していきたい」と謝辞を述べた。

 赤在氏は大腸がん治療のエキスパート。23年間で約2千例の手術を執刀し、難易度の高い直腸がんを多く手掛けた。大腸がん手術で中四国地方屈指の実績を誇る同病院で中心的役割を果たすほか、岡山大医学部臨床教授を務め、後進の育成に尽くしている。

 同賞は山陽新聞社元社長、故松岡良明氏の遺族から寄託された基金で創設され、今回が21回目。がん征圧月間(9月)に贈呈している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年10月23日 更新)

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