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川崎医科大総合医療センター開院 中心市街地の新たな拠点に

新築された川崎医科大総合医療センターの総合受付で順番を待つ患者ら

 新築された川崎医科大総合医療センター(岡山市北区中山下)が1日、開院した。県都の中心市街地の新たな医療拠点として期待が集まる中、外来診療の受付窓口には朝から次々と患者が訪れた。

 1階総合受付では午前8時半の外来診療受け付け開始と同時に地域住民らが、職員の案内で診察の手続きを済ませた。かかりつけ医の紹介で訪れた女性(88)は「真新しい空間で気分が晴れる。徒歩圏内に24時間態勢の大規模な病院があるのは本当に助かる」と話していた。

 同医療センターは、同大付属川崎病院の老朽化に伴い、近隣の旧深柢小跡地に整備。鉄筋コンクリート(一部鉄骨)地上15階、地下2階延べ約7万8千平方メートルで、病床数は647。内科や外科など22診療科があり、最新の手術支援ロボット「ダ・ビンチ」を備えた手術室や、救急搬送などに用いるヘリポートも整備した。川崎誠治病院長は「救急態勢や高度専門医療を従来より強化しており、地域に一層の安全安心を提供したい」と話した。

 外来診療の受け付けは平日午前8時半~11時半と午後1時半~4時。問い合わせは同センター(086―225―2111)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年12月01日 更新)

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