文字 

医学的イラストの研究、発展を 川崎医科大で学会の第1回総会

展示されたメディカルイラストレーションを見る参加者

 医学的知識を身につけた人が書籍や論文の挿絵を描く「メディカルイラストレーション」の研究、発展を目的とした学会が設立され、第1回の総会が4日、川崎医科大(倉敷市松島)で開かれた。

 同会会長のレオン佐久間・川崎医療福祉大医療福祉デザイン学科特任教授があいさつした後、横田ヒロミツ同大准教授らが特別講演した。出席した医療関係者ら約100人は、教育法や今後の普及活動について理解を深めていた。

 メディカルイラストレーションは、注目すべき箇所を強調し、目立たせたくない箇所は省略して描くのが特徴。写真や標本と異なり、必要な要素を抽出して描くことで端的に分かりやすく伝えることができる。

 川崎医療福祉大は、全国唯一のメディカルイラストレーションの教育機関。学会では、研究者の相互交流を図り、分野の発展を目指す。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年12月04日 更新)

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ