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ピロリ菌研究成果報告 ヘリコバクター学会開幕 岡山

 第十一回日本ヘリコバクター学会(会長・小熊恵二岡山大大学院教授=病原細菌学)が三十日、二日間の日程で岡山市の岡山コンベンションセンターで始まった=写真。胃・十二指腸かいようを引き起こす胃にすむ細菌「ヘリコバクター・ピロリ」を中心に、最新の研究成果を報告し合う。

 消化器内科医や大学教授ら全国から約三百人が参加。同大大学院で細菌学を研究する岡田智行研究員は、ピロリ菌に感染した場合、特定のタンパク質の免疫反応により動脈硬化が起こりやすくなっていることを示した。

 会期中、抗生剤で除菌治療をした場合、胃がんリスクが大幅に減らせることができるとする研究成果など、約百の演題が発表される。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2005年07月01日 更新)

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