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地域医療実習経て現状や課題報告 シンポで岡山大医学部1年生

岡山大医学部の学生が地域医療の現状や課題を報告したシンポジウム

 地域医療の在り方を考えるシンポジウムが7日、岡山市北区鹿田町の岡山大Jホールであり、過疎地などの医療機関で実習した同大医学部1年生が地域の現状や課題を報告した。

 地域医療の担い手育成を目的に同大が開設した地域医療人材育成講座の一環。昨年9月に岡山、広島、兵庫県の18医療機関で研修した22人のうち4グループ15人が発表した。

 岡山県北部の医療機関で実習したグループは、真庭市内で医療機能のすみ分けを進める金田病院と落合病院の地域医療連携に触れ「地域には医師の偏在、過疎高齢化など切迫した問題があり、都市部より先進的な試みが行われている」と指摘した。

 他のグループも「地域医療で専門性を磨くのは困難だが、総合診療の力が身に付く」「住民の多くは住み慣れた地域で暮らしたい」などと感想を述べた。

 医学部の学生、医療関係者ら約110人が聴いた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年02月07日 更新)

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