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病児保育施設 相互利用可能に 岡山など17市町で4月から

 岡山県は20日、急病などで小学校や幼稚園、保育園を利用できない子どもを一時的に預かる病児保育について、4月から岡山、倉敷市など17市町の子どもは居住地域にかかわらず相互利用できるようになると発表した。子育て支援のため県が呼び掛けて実現。当面は医療機関が運営する14施設で実施し、3月下旬に各市町が協定を結ぶ。

 病児保育は、重篤ではない病気のときや完治までの回復期に、医療機関や通園先の保育園が小学6年生までの子どもを一時的に預かる市町村の事業。親の勤務実態や保育園の通園の有無は問わず、1日2千~2500円で利用できる。

 県内では2016年11月末現在で13市町の40施設(医療機関17施設、保育園23施設)で行っているが、現在の利用は居住している市町の施設に限定。相互利用により通勤先の自治体などでも預けられるようになる。14施設は岡山、倉敷、玉野、笠岡、総社、瀬戸内の6市にある。

 県子ども未来課は「今後、実施施設や参加市町村の拡大、県境を越えた相互利用を働き掛けていきたい」としている。

 今回の参加市町は次の通り。

 岡山、倉敷、玉野、笠岡、井原、総社、高梁、瀬戸内、赤磐、浅口、和気、早島、里庄、矢掛、久米南、美咲、吉備中央
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年02月21日 更新)

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