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新見で地域医療の実情学ぶ 岡山県内外の医学生が実習

リハビリの現場を見学する岡山大の山下さん(左)と中城さん

 新見市内の病院・診療所で、実習に訪れた岡山県内外の医学生が地域医療の実情を学んでいる。

 実習先は新見中央(新見)、渡辺、長谷川紀念(高尾)の3病院と哲西町診療所(哲西町矢田)。2月下旬から3月中旬までに岡山、和歌山、琉球の各大学生が順次訪れている。

 新見中央病院には2月27日~3月3日、いずれも岡山大医学部2年の中城健さん(20)と山下涼介さん(20)が訪問。28日は採血、点滴といった看護師の仕事や理学療法士によるリハビリを見学し作業時のポイントや注意点を教わった。期間中、訪問診療の同行や外来診療の見学、特別養護老人ホームの視察なども行った。

 「地域医療は日本の医療現場の縮図。大変なことは多いが進路の一つとして考えてもらえたら」と指導医の津崎龍一郎医師(38)。中城さんは「地域医療の現場は見ているだけですごい」、山下さんは「将来に向けて多くのことを吸収したい」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年03月08日 更新)

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