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30代男性への脳死肺移植終了 岡山大病院、9時間かけ両肺

 岡山大病院(岡山市北区鹿田町)で11日、重い肺の病気を患う30代男性への脳死肺移植手術が行われ、無事終了した。同病院によると、約3カ月で退院できる見込み。

 臓器移植医療センターの大藤剛宏教授の執刀で、約9時間をかけて両肺を移植した。男性は骨髄移植後に細胞が患者の体を異物と認識して攻撃する移植片対宿主病(GVHD)を発症し、日本臓器移植ネットワークに登録していた。ドナー(臓器提供者)は、東京都内の病院に低酸素脳症で入院していた30代男性。

 岡山大病院での脳死肺移植は81例目で、生体と合わせ165例目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年03月11日 更新)

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