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乳がん検診、マンモグラフィと視触診の併用に 倉敷市保健所 40歳以上が対象

 倉敷市保健所は今月から、乳がんの早期発見に効果のあるマンモグラフィ(乳房エックス線撮影)による乳がん検診をスタートさせた。職場で受診機会のない市内在住の四十歳以上の女性で、視触診で「異常なし」と診断された希望者が対象。年内いっぱい市内の特定医療機関で受診できる。

 マンモグラフィは乳房を挟んで薄く伸ばして撮影するため、従来の視触診では見つけられなかったより小さながんの早期発見も可能。

 料金は視触診七百円のほか、マンモグラフィ千四百円が必要。他の医療機関で視触診を受けた人も、マンモグラフィによる検診を受診できる。ただし、視触診の検診を受けていない人が、マンモグラフィのみを受診することはできない。

 市内では二〇〇一~〇三年度の三年間で乳がんによる死亡者が九十九人に上り、うち七十四人(75%)が四十~六十代。一方、乳がん検診の受診率は全体で14%にとどまっており、市保健所は「早期発見と早期治療が何よりも大切。ぜひ受診を」と周知に努めている。

 実施医療機関は、一定レベルを満たした技師や医師、装置のある十一カ所。今後増える見込み。

 問い合わせは同保健所保健課(086―434―9810)。

 マンモグラフィ実施機関は次の通り(要予約。いずれも倉敷市内)。

 川崎医科大付属病院(松島、462―1111)倉敷成人病センター(白楽町、422―2111)倉敷成人病健診センター(同、427―3333)倉敷第一病院(老松町、424―1000)倉敷中央病院(美和、422―0210)倉敷中央病院総合保健管理センター(鶴形、422―6800)倉敷平成病院(老松町、427―1111)児島市民病院(児島駅前、472―8111)玉島病院(玉島乙島、522―4141)水島協同病院(水島南春日町、444―3211)武田病院(連島町西之浦、446―4141)
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2005年07月06日 更新)

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