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肝炎治療の拠点に 岡山大病院を認定 岡山県

田原保健福祉部長から認定書を受ける森田院長(左)

 岡山県は、県内の肝炎専門医療機関を指導、支援し連携の核になる「肝疾患診療連携拠点病院」に岡山大病院(岡山市鹿田町)を認定し、三日、県庁で認定書を手渡した。

 インターフェロンによる抗ウイルス治療や肝臓がん治療などができる専門医療機関として、県は十一月までに県内六十五カ所を指定。岡山大病院は、指定機関を対象に専門医の研修会や患者向けの相談事業などを行い、医療レベルの底上げや連携強化を担う。

 田原克志県保健福祉部長から認定書を受け取った森田潔院長は「伝統的に肝炎の研究に力を入れている。県民の期待に応えられるよう頑張りたい」と抱負を述べた。

 同病院消化器・肝臓・感染症内科の山本和秀教授によると、肝炎は目立った症状が少なく、検査でウイルスが検出されても専門医療機関にかかる患者は少ないといい「肝硬変や肝臓がんに悪化する前に専門的な治療を受けてほしい」と呼び掛けている。

 認定を受け、同病院は肝炎専用の相談電話(086―235―6851)を開設。受け付けは、月、水、木曜日の午後二時から同四時半まで。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年12月04日 更新)

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