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食べやすい「嚥下食」作り学ぶ 岡山のセミナーで管理栄養士ら

嚥下食の作り方のポイントを学ぶ参加者

 かんだり、飲み込んだりするのが難しい嚥下(えんげ)障害の人に食べやすくした嚥下食を紹介するセミナーが11日、岡山ふれあいセンター(岡山市中区桑野)で開かれ、市内外の病院や介護施設に勤務する管理栄養士ら11人が作り方のポイントを学んだ。

 医療食の開発・販売を手掛けるニュートリー(三重県)の管理栄養士が講師を務め、気管に誤って飲食物が入る誤嚥を起こしにくいとろみの状態や栄養価の確保の仕方などを説明。こんにゃくの煮物やサケの照り焼きの嚥下食作りを実演し、とろみの付け具合の目安や通常食に近い見た目にする工夫を伝えた。

 地域の食を楽しんでもらえるよう「ぶっかけうどん」の嚥下食レシピの紹介もあった。

 市内の高齢者施設に勤める管理栄養士の女性(28)=北区=は「見た目は食欲にかかわるので、教わったことを参考にして、勤務先で取り入れたい」と話していた。

 セミナーは、高齢化で嚥下障害に悩む人が増える中、嚥下食に理解を深めてもらおうと同社が全国で開いている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年04月11日 更新)

タグ: 介護高齢者

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