文字 

<ズームアップ>岡山大病院長になった 森田潔さん 持っている力アピール

森田潔さん

 「スタッフは充実しており、臨床能力は日本でも有数だ」。臓器移植やがん遺伝子治療など高度な先進医療を手がける岡山大病院の“実力”をこう評価する。

 一方で、「持っている力を表現する力が弱かった。いかに外部にアピールし、病院のブランド力を高めていくか」と課題を話す。

 大学経営に民間的手法を取り入れた昨年四月の法人化で、病院の収支が大学全体の予算を左右するようになった。経営手腕が問われる中「システムに無駄がまだある。問題が起きた時などの意思決定にも時間がかかりすぎており、見直したい」と重点項目を挙げる。

 専門は麻酔・蘇生(そせい)学。医師としては小児の心臓麻酔や手術後の急性の痛みの管理などにかかわってきた。「麻酔科医はサッカーでいえばバックスに当たり目立たないが、生死を分ける仕事。日々短期勝負が自分に合っているのかも」

 趣味はテニスとゴルフ、ウオーキング。岡山大のテニス部長の肩書も持つ。

 岡山市福浜町の自宅で妻、三人の娘と五人暮らし。倉敷市出身。五十五歳。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2005年07月06日 更新)

タグ: 岡山大学病院

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ