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岡山県がインフル注意報 00年度以降 最も早い発令

 岡山県は六日、患者が増加し、今後一層の流行が懸念されるとして「インフルエンザ注意報」を発令した。二〇〇〇年度に県独自の基準を設けて以来最も早い発令。

 県指定の八十四医療機関の調査で、十一月二十六日~十二月二日の一医療機関(定点)当たりの患者数が七・二三人(前週三・八二人)と注意報発令基準(五人)を上回った。同時期の過去十年の定点当たりの平均患者数は〇・二八人。

 今冬の集団風邪の初発生は記録が残る一九八九年以降で最も早い十月十五日。以降、断続的に発生し、六日も岡山市立石井小(同市寿町)など岡山、総社市の四校園が七日に学級・学年閉鎖することを決定。総患者数は、通算で四十八校園千二百六十一人に上った。

 県は今後、市町村や保健所を通じ、手洗いやうがいなど予防の徹底を訴える予定。健康対策課は「インフルエンザはせきやくしゃみなどで飛沫(ひまつ)感染する。万が一かかった場合は、早めに病院に行き、マスクを着用して感染拡大を防いでほしい」と話している。

 石井小を除く七日の学級・学年閉鎖は次の通り。

 鯉山小、福浜小(岡山市)、三須幼稚園(総社市)
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年12月07日 更新)

タグ: 健康感染症

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