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廃材使い五月人形手作り 岡山の障害福祉事業所利用者ら

あおばの利用者が手作りしている五月人形

 5月5日の端午の節句を前に、社会福祉法人・旭川荘が運営する障害福祉サービス事業所「あおば」(岡山市北区中原)の利用者が、五月人形を製作している。愛らしい表情をした木製の人形に折り紙のかぶとや衣装を添え、一つ一つ丁寧に仕上げている。

 作品は桃太郎と金太郎、浦島太郎がモチーフ。廃材や市販の木材を糸のこで切り、紙やすりで磨いた上、アクリル絵の具で色付けしている。背景に岡山城のイラストや鮮やかな着物の生地を配しており、板の台座を含めた作品全体の大きさは縦7センチ、横15センチ、高さ9センチほど。

 同事業所では毎年、正月やクリスマスなど年中行事にちなんだ作品を製作。五月人形は20~40代の利用者6人が2月下旬に作業を始めた。100個を目指しており、これまでに半数ほど完成させた。

 色付けを担当する女性は「すてきな作品ができているので、玄関などに飾って眺めてほしい」と話している。

 作品は、23日の百間川ふれあいフェスティバル(同市中区東川原)や牧石ふれあいまつり(同市北区玉柏)で販売する。1個1500円で、イベント以外でも個別に販売する。問い合わせは、あおば(086―275―2074)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年04月22日 更新)

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