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旭川荘 いづみ寮生活棟の建て替え 関係者ら50人出席し竣工式

建て替えが終わったいづみ寮の「ポプラ棟」

 社会福祉法人・旭川荘(岡山市北区祇園)が運営する知的障害者入所施設・いづみ寮の生活棟(同中原)のうち、耐震化されていなかった棟の建て替え工事が完了し、9日、現地で竣工(しゅんこう)式が開かれた。

 1973年建築の「ポプラ棟」で、鉄骨2階の2棟を耐震構造を持つ同1棟に集約した。床面積は延べ1557平方メートルで従来の約1・5倍に拡充し、個室も31室から43室に増やした。

 このほか、個室を五つのユニットに分け、それぞれに共同のリビングスペースを新設。災害時に周辺住民の一時避難所としても使える多目的ホール(約100平方メートル)も備えた。2015年に着工し、総事業費は約6億1500万円。

 式には関係者ら約50人が出席。旭川荘の末光茂理事長が「明るくゆったりとした生活空間になった」などとあいさつした。

 ポプラ棟には現在20~70代の男性37人が入所している。いづみ寮には他に生活棟3棟と作業棟などがある。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年05月09日 更新)

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