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岡山大病院に先進医療の中核施設 総合診療棟・西棟が完成

本格運用が始まった岡山大病院の総合診療棟・西棟

 岡山大病院(岡山市北区鹿田町)の先進医療の中核となる総合診療棟・西棟が完成し14日、本格運用が始まった。創薬施設や臨床試験病床などを備えている。

 鉄骨鉄筋コンクリート7階地下1階(延べ1万3237平方メートル)を入院棟北側に建設。6階に新しい薬や医療機器を生み出すための「新医療研究開発センター」と、手術や検査で採取した組織や血液を保管、医学研究などに活用する「バイオバンク」、臨床試験病床(6床)を配置した。

 他のフロアには内視鏡や最先端CT(コンピューター断層撮影)といった診療機器、血液透析、リハビリテーション設備などを整備した。2014年6月に着工し、事業費は約52億円。

 この日、院内で竣工(しゅんこう)式があり、県内外の医療関係者ら約150人が出席。金澤右病院長が「病院の心臓に当たる施設が完成した」などとあいさつした。施設見学も行われた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年05月14日 更新)

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