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岡山の専門学校生ら16人結核 集団感染、2人発病

 岡山市は24日、同市北区に住む20代の男子専門学校生が結核を発病して、同級生ら計15人が集団感染したと発表した。いずれも入院や服薬の治療を受けており、感染拡大の恐れはないという。市は同日、集団感染を厚生労働省に報告した。

 市によると、男子学生は昨年5月からせきなどの症状が続き、同10月に市内の医療機関で結核と診断された。市は男子学生と接触して感染の可能性がある54人を特定して、血液や胸部エックス線の検査を実施。今月23日までに同級生1人の発病と、男子学生と同居や同じ専門学校に通う学生、アルバイト先の同僚の14人の感染を確認した。

 接触者のうち3人は検査の結果待ち、1人はまだ検査を受けていないが、いずれも症状は出ていない。市は男子学生と接触者に対して、今後も半年ごとの検査を継続する。

 岡山県内で結核の集団感染は、2015年1月に備前保健所管内の病院などで起きて以来。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年05月24日 更新)

タグ: 肺・気管感染症

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