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岡山市と川崎学園が包括連携協定 人材育成や災害時支援で協力

協定書に署名し、握手を交わす大森市長(右)と川崎理事長

 岡山市は30日、学校法人川崎学園(倉敷市松島)と、医療や保健、福祉分野の人材育成や災害時の人的支援などで協力する包括連携協定を結んだ。

 協定は6項目。具体的には、学園が運営する大学などで多様な臨床実習経験を積んだ看護師や保健師、医療の知識を持つ保育士の地元定着を図るため、市が学生のインターンシップ(就業体験)の受け入れ拡大を検討。学園は災害時に川崎医科大総合医療センター(北区中山下)内の一部施設を避難場所にするほか、スタッフが被災者の治療や心のケアに当たる。今後の協議で詳細を詰める。

 市役所で締結式があり、大森雅夫市長と川崎誠治理事長が協定書に署名。大森市長は「保育士が不足する中、川崎学園は病児保育の視点も重要視しており心強く感じる」と述べ、川崎理事長は「市とニーズを共有し、医療・保健・福祉施策の充実に貢献していきたい」と話した。

 市が、学校法人や大学と包括連携協定を提携するのは初めて。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年05月30日 更新)

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