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10代女性への脳死肺移植終了 岡山大病院

 岡山大病院(岡山市北区鹿田町)で21日、重い肺の病気を患う10代女性への脳死肺移植手術が行われ、無事終了した。同病院によると、約3カ月で退院できる見込み。

 臓器移植医療センターの大藤剛宏教授の執刀で、約4時間かけて左肺を移植した。女性は、骨髄移植した細胞が自身の体を異物と認識して攻撃する移植片対宿主病(GVHD)を肺に発症し、日本臓器移植ネットワークに登録していた。ドナー(臓器提供者)は、岐阜県内の病院に低酸素脳症で入院していた10歳以上15歳未満の男児。

 岡山大病院での脳死肺移植は83例目、生体と合わせ167例目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年06月21日 更新)

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